スペインのお菓子

スペインには伝統のお菓子が幾つもあり、私たちの生活でも馴染みのあるお菓子や食べたことのあるスペイン菓子が数多く存在します。その中でも、「チュロス」「トゥロン」などがスペイン菓子の中でも定番で、観光客がお土産として購入するほど人気のあるお菓子です。今回のコラムでは、この2つのスペインの定番菓子に注目してご紹介いたします。

チュロス (Churros)

スペインのお菓子で定番、チュロスは揚げ菓子の一つで16世紀初頭にポルトガル人によってスペインに伝えられたとされています。

チュロスは、元々スペインの羊飼いが簡単に作れるとして、パンの代わりとして食べられていた「チュロ」という揚げパンが始まりだとされています。スペインではチュロスは主に朝食で食べられていて、ホットココアや紅茶、コーヒーといった飲み物と一緒に食べるのが定番のようです。

トゥロン(Turron)

スペインとイタリアではトゥロンはクリスマスの伝統菓子として食べられるそうです。

世界各国でも様々なバリエーションのトゥロンがあり、デコレーションやチョコレートのコーティングがされたトゥロンもあり、お土産としても喜ばれるスペイン菓子です。 スペインではクリスマスが2週間ほど続き、クリスマス習慣の間、食後やおやつの時間などに大皿に盛られたお菓子などが用意され、訪ねてきたお客さんにも振舞うのが一般的なようです。その際に日持ちするお菓子が選ばれ、「トゥロン」のほかにも「ポルボロン」といったお菓子がクリスマスの定番菓子として好まれているそうです。